対応機種 | PC-9801 VM/UV以降 |
価格 | 12800円 |
発売年度 | 1992年 |
備考 | HDD非対応 I.Oバンク方式増設メモリ対応 |
紹介 |
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「轟」の第二弾です。 太平洋戦争の全期間を扱った戦略級シミュレーションゲームです。 プレイヤーは日本軍を受け持ち、連合軍と講和を果たすことを目的としています。 |
内容説明 |
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一作目同様、グラフィックの美しさが抜群。 一作目同様、BGMのセンスも最高。 一作目同様、これでゲーム内容が伴えば・・・という作品です。終わり。
一作目同様、本当はここで解説を止めたいのですが、このゲームをプレイしたからには、たとえ復活に600万ドルかかろうとも、語らねばならぬという使命を帯びることになってしまうんですな、これが。
さて、何から語って良いものやら。。。(悩)
まず、補給・生産について。。。
オープニングの中でこんな文言が画面に並びます。
ゲームでも、戦術輸送用の輸送船と物資還送用の輸送船とをわざわざ分けて扱うなど、極めて意欲的な取り組み姿勢を見せています。
というわけで補給・生産については、一作目の「穴」同然の扱いから、「売り」と言えるほど重要視されることになってしまいました。
日本の厳しい資源事情を表現したいのはよくわかるのですが、いかんせん、南方資源地帯を占領して補給路が正常になった後でも、艦隊の行動に非常な制限を受けるほどの扱いというのは、ちょっと。。。 もちょっとなんとかせーよ。。。(-_-#
次に、敵艦隊の動向。。。
・・・・・・帰って行く?
そう、圧倒的に優勢な米艦隊は、爆撃もせず、艦砲射撃もせず、もちろん上陸もせず、帰っていったのです! 轟2ヨ、オマヘモカ・・・(T_T) |
評点 | |
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操作系 |
キーボードだけでも操作は可能ですが、マウスがあった方が便利でしょう。 操作性は、特に可もなく不可もなく。 ・・・しかし、マニュアルを見なくてもすんなり操作できるって、実はすごいことなんじゃないかと、そう思いませんか? |
★★★ |
グラフィック |
一作目に引き続き、色使いは特筆ものです。 セピア色の使い方が巧いですね。 全く、脱帽です。 なぜこのこだわりが他の方面に向かないのか、不思議でなりません。 |
★★★★★ |
音楽 |
やはり一作目に引き続き、いいセンスしてます。 あとは曲の好みの差ですね。 一作目と本作、皆さんはどちらがお好みでしょうか? |
★★★★★ |
オープニング |
兵器が主体だった一作目のオープニングとは異なり、今回は人物・歴史主体のドラマ仕立てで来ました。
南雲長官の肖像画が現れ、こう文字が並ぶ。
むうっ、渋いぞ! |
★★★★★ |
資料価値 |
全くなし。 ただ、「詳しく知りたい方は、専門資料を参照してください」とマニュアルにあることから、もともと資料価値を持たせる意図はないようです。 知ったかぶりして、適当なデータを並べ立てただけの資料を添付されるよりは、余程マシでしょう。 その意味では、良心的です。 |
★ |
難易度 |
なんか、戦争ゲームというよりは、経営ゲームに近いものがあります。 少ない資源をやりくりしながら如何に戦い抜くか、これが目的のように思えます。 とすると、やけに厳しく設定された資源ルールが、難易度の評価対象になるでしょう。 その意味では、「太平洋の嵐」や「太平洋戦記」ほどではないにしても、結構難易度は高いと思います。 もっとも、戦闘がないので、ウォー・シミュレーション・ゲームとしては、それ以前のハナシのような気もしないでもないですが。。。 |
★★★ |
総評 |
グラフィックの美麗さとBGMの秀逸さという点においては、一作目同様、他の追随を許しません。 ゲーム性の壊滅度という分野では、一作目ほど見事な玉砕ぶりではありませんが、間違いなくその直系の子孫であることがよくわかる出来です。 鑑賞用ソフト、これもやはりそういったソフトです。 二作目だから、それほど取り乱しません。 覚悟して買っているはずです。。。
でも、涙が出ちゃう(T_T) (C)アタックNo.1 |
★★ |
「轟2」は、株式会社 ウルフ・チームの著作物です。